「2025年7月に日本で大災害が起きる」といううわさが香港で広まっていて、7月は日本旅行を控えるという動きが大きくなっています。
この噂の影響で、米子空港と香港を結ぶ国際定期便を運航するグレーターベイ航空は、9月からの運休を決めたと鳥取県に伝えました。
香港の人たちは、この噂うわさをどのようにとらえているのでしょうか。

2日、グレーターベイ航空の伊藤弘輝日本支社長が鳥取県の平井知事と面談し、伝えました。

グレーターベイ航空 伊藤弘輝 日本支社長
「損益分岐点を下回る便が続出し、それが今後も予測されることから、現存する予約旅客の利便を鑑み、一定期間の運航を継続したのちの8月末に運航を一旦停止し、9月以降当面の間運休することと決定しました」
米子空港と香港を結ぶ国際定期便は、去年10月から週3便で運航されていますが、5月の搭乗率は43.3%、6月は40%前後と見込まれ5割を切っています。
グレーターベイ航空は引き続き需要が見込めないとし、主な要因として、日本の漫画に端を発した「7月に日本で大災害が起きる」とのうわさが香港内で広まっていることを挙げています。