鳥取県米子市出身の格闘家・武尊選手が6日、地元の鳥取県米子市で開催されたイベントで復帰戦に臨みました。

6日、米子市公会堂で開かれた「GAINA魂2022~第一回ガイナソウル~」(米子ジム主催興行)に、地元出身の武尊選手が出場し、同じく米子市出身で米子ジムの後輩・晃貴選手とスペシャルエキシビションマッチを戦いました。

武尊選手は6月の「THE MATCH2022」で那須川天心選手と対戦して以来の「復帰戦」。

試合前、武尊選手が取材に応じました。

武尊選手
「この前の試合負けちゃって、1回は引退も考えたし、今後のことも色々考えたんですけど、また復帰したいという気持ちになったのも地元の応援があったからです。
ちょうど復帰に向けて膝の手術をしたんですけど、手術の2日後とかに地元に帰ってきて、そのタイミングでこの大会があることを聞いて、これは神様がここでやれって言ってくれてるんだなって思って。それに向けてリハビリを頑張って約3か月ですけどエキシビションできるくらいまで回復することができたので、晃貴と2人で試合ができるのはすごく嬉しく思いますし、最高の試合をして地元を盛り上げたいと思います」


試合は2分2ラウンドで行われ、集まった約1200人のファンを前に、弟分の晃貴選手との激しい打ち合いを演じました。


最終ラウンドのラストはお互いノーガードの打ち合いに。
気持ちのこもった2人の戦いが観客を魅了しました。


武尊選手
「晃貴とは小さい頃から一緒に練習してきて、弟以上に弟みたいな存在なので、だからこそあそこまで本気で殴り合えるし打ち合えるし。
晃貴とはかみ合うし、アグレッシブな戦い方をするし、僕の生き写しを見ているみたいな感覚で試合をしてましたね」
「僕は次どこのリングでやるか全然決まってないですけど、団体の壁とか国の壁がなくなるような試合をしたいなと思っています」