25日に予定されていた航空自衛隊の「美保基地航空祭」の中止に伴い、鳥取県米子市や境港市の宿泊施設で予約のキャンセルが相次いでいることが分かりました。

航空自衛隊美保基地は、25日に予定していた「美保基地航空祭」について、愛知県犬山市でのT4練習機墜落事故や、美保基地内で作業中に隊員が死亡する事故が起きたことから5月20日、今年の開催を中止すると発表しました。

航空祭の中止を受け、米子市や境港市の宿泊施設では予約のキャンセルが相次いでいて、
「満室状態だったが、数日間で予約が半分程度にまで激減した」
「キャンセル料発生前の予約取り消しが多く、売上への影響は大きい」
などの声が聞かれました。

美保基地航空祭には、去年は約2万4000人、ブルーインパルスが飛行した一昨年は約4万人が訪れました。

今年もブルーインパルスの飛行が予定されていただけに、その分大きな経済効果が期待されていました。

一方、JRは航空祭に合わせて、境線の本数を増やして対応する「特別ダイヤ」を予定していて、こちらは予定通り、25日は特別ダイヤで運転するとしています。

JRは、列車の時刻が普段とは大きく異なるため注意を呼びかけています。