島根県松江保健所に入った連絡によりますと、松江市内に住む30代男性が細菌性赤痢を発症したことが分かりました。
男性は先月25日からインドに滞在中、腹痛や水様性下痢、粘血便などの症状があり、今月7日に帰国してから病院や診療所を受診して医師から細菌性赤痢と診断されました。
今も発熱や下痢、粘血便などの症状があるものの回復傾向で、入院もしていないということです。
経過からインドで感染した可能性が高いと見られていて、現在保健所が感染経路や患者と接触した人の健康調査などを進めています。
松江市内での細菌性赤痢の報告は2009年の1人以来で、市は主に経口感染で広がるとして海外旅行では生水や生ものを避けるよう呼び掛けています。