鳥取県倉吉市で建設が進む鳥取県立美術館。
地元から盛り上げていこうと、ある食べ物が生まれました。


ある食べ物とはラーメン。
赤いスープが特徴的で、なんとその上に…。

真っ白なクリーム状のものをトッピング!

県立美術館を盛り上げようと生まれたラーメン、その名も「県美麺」です。

創業43年の街の中華料理屋さん「北京」。
店から数百メートルのところで建設が進む鳥取県立美術館。
ポップアートの旗手と言われるアメリカの芸術家アンディ・ウォーホルの「キャンベル・スープ缶」や「ブリロの箱」を収蔵品としたことで話題になりました。

新しいラーメンのヒントはここにありました。

中華料理 北京 牧田国夫店主
「やはりこのアンディ・ウォーホルの缶詰のシリーズ、以前から自分は認識してまして、今回鳥取県の美術館に収蔵されるということを聞きまして」

スープはトマトベースで洋風に。試行錯誤を重ね、具材には野菜のほかに、鳥取の味・とうふちくわも加えました。

ポップアートが美術界に衝撃を与えたように、トッピングは、大山乳業のクリームチーズをお客さんの目の前で大胆に載せます。

中華料理 北京 牧田国夫店主
「まさに映える形で、若い方にも年配の方にもあっさりとしたトマトベースのスープですので」

記者 日野彰紀
「まずはトマトベースというスープです。本当に酸味のあるさっぱりとしたスープですね。クリームチーズを混ぜるとクリーミーで濃厚な味に変わるんですね、いろんな味が楽しめるラーメンになっています」

鳥取県中部地震、そしてコロナ禍…、再生を目指す倉吉市にとって起爆剤となる美術館は、地元として盛り上げる機運が生まれています。

中華料理 北京 牧田国夫店主
「この盛り上がりを更に大きくできて、倉吉という街自体が県立美術館にとってなくてはならない、倉吉という街もともに発展していけたらなと思います」

「県美麺」は、倉吉市の中華料理「北京」で土日のみの提供です。