シジミ汁の白濁…おいしさとは関係なかった!

トロポミオシンは、数あるタンパク質の中でもかなりレアな作りだと言います。

島根大学生物資源科学部 生命科学科 秋廣高志 助教
「タンパク質はアミノ酸が20種類で出来ていますが、トロポミオシンは非常に面白くて17種類で出来ています。かなり珍しいことで、偏ったアミノ酸だけで出来ているから、白く濁る現象に結び付いていると考えています」

ところでやはり、この白さこそが、シジミ汁を美味しくしている正体なのでしょうか…


島根大学生物資源科学部 生命科学科 秋廣高志 助教
「タンパク質は基本味の無いものです。無いどころか苦くて酸っぱい感じがする味がしました」

なんと、この白濁は「おいしさ」とは関係なさそうとのこと。


ただ、白く濁るスープはおいしそうに見えますよね。
研究チームでは、トロポミオシンを利用して「白濁して美味しそうに見えるスープ」の製作にも挑戦したいとしています。