山陰歴史館 中原斉 館長
「道路橋、トラス橋としては県内最古最大という橋になります。専門的に言えば、トラス橋という下にコンクリートの橋脚があって、その上に鋼鉄製のトラスを6連連ねている。大変構造的にも立派な構造をしていますし、美しい橋だということがいえると思います。」

全長は360メートル余り。
2003年には国の登録有形文化財に指定されています。

山陰歴史館 中原斉 館長
「平成8年・9年に、鳥取県の近代化遺産の総合調査が行われました。鳥取県や日本が近代化に向かった、その歴史的な遺産を探す調査をしたんですけど、そのときにこの日野橋が、昭和の初めに造られた大型の橋梁ということで価値があるとなりまして。」

地域の経済的発展に大きく貢献した歴史的価値のある橋。
日野橋の在り方検討委員会では、市民の声も踏まえて今年の夏頃までに報告書案を作成し、その後、市に提言する見通しです。