11年前のきょう、7月13日、鳥取県智頭町の国道で2014年に起きた交通事故。友人の運転する車が対向車線にはみ出してガードパイプに衝突し、同乗していた若者が命を失いました。
息子を失った母親が抱き続ける思いとは。
「届け遺族の声~大貴と供に~」と題し講演したのは、京都府在住の中本佐智さん。事故で亡くなった中本大貴さん(当時22歳)の母親です。
この日、倉吉警察署で開かれた講演には、警察職員や高校生が参加し、犯罪被害で残された家族のつらさや当時の思いが赤裸々に語られました。
「交通事故という言葉が嫌い」

11年前の2014年7月13日、大学生だった大貴さんは、友人が運転する車に同乗していました。
鳥取県智頭町の国道373号のトンネル内を走行中、車は対向車線にはみ出してガードパイプに衝突。大貴さんは頭を強く打って亡くなりました。