鳥取県 平井伸治 知事
「そういえば県庁の中にもこんなタイプの人いましたので。間違いなく私たちのおじいちゃん、おばあちゃん、そうした系統の人だな、祖先だと感じることができます」
山陰道建設に伴って発見された鳥取市の青谷上寺地遺跡からは「地下の弥生博物館」と言われるほど多くの遺物が出土しました。
中でも人骨は100体以上、戦乱があったことを物語るように傷の残る人骨もありました。

鳥取県はこうした人骨を元に顔の復元、「復顔」に取り掛かり、1体目として男性の青谷上寺朗(あおや かみじろう)。
2体目として少年の青谷来渡(あおや らいと)の顔を復元してきましたが、2体目は当初女性と思って復元を始めたところ、実は男の子だったという経緯がありました。
3体目の復元のために人骨をDNA鑑定したところ、染色体上間違いなく女性だと判り、平井知事は先月の会見で、「ようやく女性の顔に辿りついた」と発表していました。年齢は30歳から40歳くらい、髪は黒色、二重まぶたで目の色は黒、肌の色はやや明るめということです。