トラブルにより、まさかの打ち上げ失敗…。
突然の出来事に、開発に携わった徳光准教授と学生は茫然としていました。
米子高専 電子制御工学科5年 吉岡玲志さん
「打ちあがった後の喜びと、あと指令破壊があったという残念な気持ちが波打っていて、非常に複雑な気持ちです」
このロケットに搭載されていた衛星の1つ、米子高専など全国8つの高専が2年3か月の歳月をかけ共同開発した「KOSEN-2」。
海洋観測データを収集する通信システムの実証実験を行う予定でした。
米子高専 電子制御工学科5年 吉岡玲志さん
「衛星自体の機器不良だったりとか、途中で不具合が見つかったりして、闇の中で手探りするような感じで研究を進めていた」
「KOSEN-2」を搭載したロケットの打ち上げは今回1度きり。
しかし、すでに"次"を見据えていました。
米子高専 電子制御工学科 徳光政弘准教授
「(次の)衛星のロケット搭載の機会も得ていますので、KOSEN-3の開発に向け、全精力を注いで、更にいい衛星、いい技術立証ができるようにしてければ良いかな」
全国の高専と共に「KOSEN-3」の開発を、早くも今月から開始予定です。
下を向いてばかりでは始まらない…、新たな挑戦が始まります。