猪苅憲應さん
「親戚でも一気に3人ぐらい子どもが津波で流された家もあった。まだこんなちっちゃいのにね、小学校にも行かないのに。
そんなことを思うと、ほんとに子どもたちがかわいくて。
別に壊れたおもちゃなんてほっといて新しいやつ買ったらいいじゃねえとも思うし、でもやっぱ愛着があるんでしょうね、だから直してあげようと思って。頑張ってますよ」
震災からまもなく14年。
猪苅さんは山陰の地で新たな生きがいを見つけています。

猪苅憲應さん
「だんだん福島より松江の方がだんだんと想いが重くなってきたよね。それでいいんじゃないかなと思うし、いつまでくよくよしてたって、もう俺にはあと15年くらいしかないんだから。なんていうのかな、小さい力ですけど、境港と松江のおもちゃの病院で地域を盛り上げていけたらいいなと思っています」