「じゃあお願いしまーす、本番5秒前4、3、2、1・・・」

なんと、ここでは先ほどまで演者として動画に出演していた熱田さんと加田さんが、ディレクターなど撮影の裏方に回ります。
じつはこれこそが「島プロ」が始まったきっかけだといいます。
島根。をプロデュース 加田寿美さん
「人材不足で困っておられる企業さん、中身が見えないじゃないですか。それを1分動画にまとめて、1日のルーティンだったり、入ってみないと分からないようなところをどんどん押し出して、ここの会社だったら入ってみたいって求職者さんに思っていただき、マッチングする。そういったことをやりたいんです。
なぜ私たちがまずは出る側になっているかっていうと、営業しに行ったときに実績がないと、主婦ですから私たち。『何?』って言われてもいかんなぁってことで、実績を作ってからアプローチしようっていうことで、いま出演も裏方も両方やってるんです」
2人が目指すのは、島根の企業と人を結ぶ地方創生。
人口減少の進む島根県では企業の人材確保が1つの課題ですが、こうした問題にSNSを通して向き合っていこうとしているのです。
とはいっても、つい半年前までは至って普通の主婦。
ディレクター経験はまだまだ足りていません。
日々の撮影で間近に見てきた高鳥さんらのスキルを思い出しながら、全力で臨んでいます。