警察庁のまとめによりますと、認知症の行方不明者数は2023年、統計を取り始めた2012年以降で最多となる1万9039人になりました。
こうした中、勉さんら「認知症の人と家族の会」は先月12日、、認知症の人が安心して外出できる取り組みや、対策の充実を求める要望書を国に提出。行方不明者捜索の対応強化などを訴えました。

泰子さんがいなくなってから約1年半。捜索範囲が無限に広がっていく中、それでも勉さんは、同じ悩みを持つ人たちと互いに捜索しあい、諦めずにやれることを尽くすと誓います。
荒川勉さん
「やはり一番わかるのが、私と同じ思いをしている経験者の方、当人の方ですね。そういう人たちと繋がりながら、また一緒に探そうという思いにもなっていただけると思うんです。もうとにかく諦めずに一緒に探しましょうということですね」