牛肉の下処理の様子をのぞいてみると、丁寧に脂身を除いていくのがわかります。

やまのおかげ屋 門脇則正肉場長
「使う部位としてはブリスケ(ブリスケット)という部位を使わさせていただいています。繊維質の強い噛み味のある部分でとても美味しい部位なんですけど、焼肉などには向いていないと言われるような部位なんですけど、コンビーフにするには抜群。」

肉を扱って40年以上の門脇さん、旨味のある脂身をどれくらい残すか、一頭一頭違う肉を見極めるのが職人の技です。

肉のブロックを塩漬けにしたあと、煮込んで柔らかくして、更に寝かせるとコンビーフの完成。
サイコロのような形を切り出すと使いきれない部分も多く出るため、贅沢な一品といえそうです。

社名の「やまのおかげ」は「山陰」の読み替え、地元の和牛生産者に感謝し大切にする心意気を示しています。