「感謝しかない」、野人の口から出たのはお礼の言葉でした。
サッカーJ3のガイナーレ鳥取で長くチームを支えた岡野雅行GMが退任することになり、26日記者会見で心境を語りました。
ガイナーレGMを退任する岡野雅行さん
「サッカーしかやってこなかった私に、ガイナーレさんがGMをやらないかと、こんな責任あって、無茶苦茶重い仕事をやらして頂いて、人間の幅も大きくなったと思いますし、ホントやりがいもあって、ぼくはやらせてもらって良かったなと、本当に感謝しかないです。」
日本がワールドカップ初出場を決めた「ジョホールバルの歓喜」の決勝ゴールで知られる岡野さんは、2009年に選手としてガイナーレに加わり、2014年からはGM、2017年からは運営会社の代表取締役兼任でチームの顔として力を尽くしました。
一番の思い出を問われると
GM就任当初、資金集めのためにと魚を売ったことを挙げました。
ガイナーレGMを退任する岡野雅行さん
「ヤフーでトップになったりしたんですね、全国的に、その時うちの嫁にバンバン電話がかかってきて、あんたの旦那サッカーやめて漁師になったのみたいなのが広まったりとか。」
一方でJ2昇格を果たせなかったことを心残りと振り返りました。
岡野さんは関東リーグ1部、東京の南葛SCの事業本部長に就任し、日本サッカーのレジェンドとして情熱を燃やし続けます。