ノーマルタイヤでの雪道走行は車のコントロールができず、スタックが発生する可能性が高くなり、1台のスタックでも大きな交通障害が発生します。

今年1月23日には、島根県雲南市を走る松江自動車道下りでスリップ事故が発生。車がワイヤーロープに接触し、そこへ別の車が衝突しました。当時は路面に積雪があり、ノーマルタイヤだった車がスリップしたということです。

また1月24日には山陰の広い範囲で大雪となり、鳥取島根両県でスリップ事故が相次ぎました。鳥取県湯梨浜町の山陰道下り線では走行中のトラック1台がスタックし、最大およそ2キロに渡って車の立ち往生が発生。その後も別のトラックがスタックするなど、影響が長引きました。
鳥取河川国道事務所と倉吉河川国道事務所では、冬用タイヤへの早めの交換とチェーンの携行を呼び掛けるとともに、最新の気象や道路に関する情報を入手して、場合によっては外出を控える判断もして欲しいとしています。