オミクロン株対応の2価ワクチン。21日には、鳥取県鳥取市役所に到着しました。
接種の対象者について厚生労働省は、1、2回目の接種を完了した12歳以上のすべての人が対象としています。

第7波ですでにオミクロン株に感染した人も、2価ワクチン接種は必要なのでしょうか。
専門家は次のように指摘します。


R0 藤井政至 医師
「感染によって得られる免疫とワクチンによって得られる免疫の種類は少し違うと言われています。感染をしても何度も再感染してしまう方がいらっしゃると思うんですけど、ワクチンを打つ方が、より感染を予防する効果、並びに重症化を予防する効果は高いと言われています。ですので、感染をされた方もワクチンを打っていただくことを考慮していただきたいと思います」

オミクロン株に感染した人も、ワクチンを接種することで再感染のリスクを減らす効果が期待できるほか、免疫の効果が長持ちすることも期待できるといいます。


また、接種間隔の目安としては…

R0 藤井政至 医師
「厚生労働省が出している案内では、感染をしてから3か月程度を目安としているんですけど、実際感染をして症状が落ち着いてから、すぐに打っても構わないとされていますので、タイミングを考えて、打てる状況であれば打っていただいたら良いかなと思います」

ワクチンは短期間に多くの人が接種することで、より集団免疫の効果が高まるということで、接種の検討を呼びかけています。


R0 藤井政至 医師
「日本で1回目2回目の比較的短期間でかなりたくさんの人に打っていただいた実績があります。あのときは大体半数程度、50%以上の人がかなり短期間で打たれたということで効果が高かったと思いますので、そういったことが参考になるのかなと思います。社会全体のことを考えると、当然ですけども、一度にたくさんの人がワクチンを打っていただくことが非常に大切です」