冬季限定のアルバイトとしてスキー場の営業を支えてきた地元の人は多くが高齢化し、リフトの運行を管理するスタッフを確保できないという事態が顕在化。そこに、雪不足が追い打ちをかけ、去年は一部のコースでリフトが動かせず、オープンできない期間もあったといいます。
そして、スキー人口の減少も重なり、ピーク時の1995年には年間40万人を超える来場がありましたが、去年は極端な雪不足もあって約7万7000人と、利用者は激減しています。
スキー場運営に関わる日本交通の担当者
「各設備の修繕など、投資にかける部分がかなり大きく、儲けという話ではない」
設置から35年を超えるリフトなどの修繕費用や人工降雪機の購入費用など、設備投資が膨らんでいる状況だということです。
全国各地でスキー場の運営は苦戦を強いられていますが、近隣では江府町の奥大山スキー場が2017年度から指定管理者制度の導入を検討するも見つからず、2019年度から現在に至るまで、休業する事態となっています。