森林総合研究所九州支所 担当者
「動物に種を食べてもらうためということが言われています。いわば、動物の死体みたいなものと似たにおいになるので、タヌキって、食べたフンを割と1か所にドカンとフンをするんですけど、そういった所に、フンの中に含まれていたギンナンが、何十個も一斉に発芽するというのを見ることできます」

この臭さは、獣の食べ物のにおいにも似ています。
つまり獣が食べたギンナンがフンと一緒に様々な場所に広がる仕組みになっているのです。
秋の味覚「ギンナン」。一方で食べすぎるとめまいや呼吸困難、けいれんなどの食中毒症状、いわゆる「ギンナン中毒」を起こし、場合によっては死ぬ恐れもあるため、食べ過ぎないよう注意が必要ということです。