島根県の丸山達也知事は、1日、オンラインで開かれた全国知事会の新型コロナウイルス緊急対策本部会議で、政府が全国一律で導入する方針の全数把握の見直しについて、「全数把握の継続が可能という余地があれば、可能な限り継続していきたい」と発言しました。

しかし、「もしも全数把握を見直すことが決まっているのであれば、行政側だけでなく医療機関や県民への周知を含め、実務的な準備期間が必要」としたうえで、「国から全体像が示されていないので、先行している4県の取り組みを参考にしたいので情報共有をして欲しい」と要望しました。

さらに会議後の会見では、「国の準備が整っていないのであれば、制度変更の時期を現実的なものにしてもらわなければならない」と、政府に苦言を呈しました。