大國貴之さん。
今年4月、松江市に学校に行けない子どもたちのためのフリースクールを開校しました。

REわっく 大國貴之さん
「20年くらい前僕がもともと不登校だったんですけど、それからずっと不登校は増え続けている。もともと僕は教員でしたので、不登校の子どもたちが置かれている現状ですとか、そういった部分に少しでも早く対応ができればなと思ったのがきっかけになります」

自身も中学生の時不登校で苦しんだという大國さん。
高校進学を機に、これまで一度もやったことのない野球部に思い切って入ったことで、世界が広がったといいます。

REわっく 大國貴之さん
「監督が結果だけではなくて自分のやってきた過程をすごく見てくださる方だったので、それがすごく自分にとってはありがたくて。
野球自体はすごくへたくそだったんですけど、そういうところを見ていただいてみんなの前で認めていただいたことで、周りの子たちとも関われるようになった」

自分が「居場所」を見つけられたように、子どもたちにも居場所を
作ってあげたい。
そうしてできたフリースクールは、「再び」「ワクワクできることを」という思いを込めて、「REわっく」と名付けました。

REわっくでは、個室ブースやゆったり過ごせるソファなど、子どもたちが好きな場所で好きに過ごせるよう様々な工夫が。

幅広くいろいろなことに興味を持ってもらおうと、課外活動も行っています。