値上げの波が家計を襲う中、焼肉店にも異変が起きています。
輸入牛の価格高騰が続いていて、食べ放題を断念してしまう店も出てきています。
このミートショック、一体いつまで続くのでしょうか。

小崎純佳キャスター
「柔らかくて口の中で溶けていくってこういうことなんだと思います。まさに至福のひと時という感じがして、美味しいです」
鳥取県米子市内の人気焼き肉店。
この店も、業界に起きている異変に苦しんでいると言います。それが…
カルビ屋大福米子店 石井拓海 主任
「輸入牛が高騰していまして、国産の和牛のお肉と同額にまで上がっております」
ロシアウクライナ問題により、牛の飼料となるトウモロコシ価格が値上がりし、それに伴い、輸入牛が高騰。さらに、円安が拍車をかけ、今年4月頃から仕入れ価格が急激に高騰しました。
その結果、店が下した判断が…

カルビ屋大福米子店 石井拓海 主任
「もともとメニューは6割が輸入のお肉を使用していたんですけど、今回メニューをチェンジして、8割を国産和牛に切り替えました」
仕入れる肉を国産和牛肉に一部変更。メニューも一新しました。さらに…
カルビ屋大福米子店 石井拓海 主任
「食べ放題のほうも、もともと単品で出してたメニューをそのまま食べ放題としてやっていました。高い価格で食べ放題をしていただくよりも、単品で自信の持った美味しいメニューを食べていただきたいという思いがあり、食べ放題より単品にシフトチェンジしました」

メニューの8割が国産牛肉になったことを受け、食べ放題を6月末で終了しました。
ただ、店では食べ放題が無くても満足してもらえるよう、リーズナブルな価格設定にするなど、企業努力を続けています。
カルビ屋大福米子店 石井拓海 主任
「国産牛もどんどん値段が上がっていくことが予想されています。輸入牛と同じくらいの価格帯のうちに、皆様に国産和牛を美味しくお召し上がりいただきたいです。今がアツいです」
この店では10日から鳥取和牛フェアを開催予定。
実は、国産牛は今が狙い目かもしれません。