貧血になると自律神経の働きが鈍り、体温調節がうまくできなくなることによって口の中の温度が上がるため、氷を食べたくなるのだといいます。

面谷内科・循環器内科クリニック 面谷博紀 院長
「自覚症状がなくても貧血を指摘された場合にはぜひ医療機関を受診して一度精密検査を受けられることをお勧めします」

主に鉄分不足や栄養不足が原因で
貧血を引き起こし、氷食症を発症します。
医師によると、最も恐れないといけない貧血の原因が「自覚のない出血」だと言います。

男性や閉経した女性の貧血は、体内で粘膜を通して出血している可能性があるそうです。
この場合は、胃がんや大腸がんが疑われます。
また、月経による出血が多いと感じる女性は、子宮筋腫などの場合があるので注意が必要です。

氷を食べないと気が済まないという人は、まず貧血を疑ってみたほうが
よさそうです。
「氷食症」→「貧血」→「自覚のない出血」かもしれないと覚えておいてください。