おろち号と同じく、あめつちは東京、岡山から来る寝台特急サンライズ出雲号や始発の下り特急やくも1号に接続しないため、京阪神方面から来てもその日に乗り継ぐことは出来ませんでした。
また出雲横田駅から先の人気の3段スイッチバックがある区間には、急勾配が続いて性能上乗り入れられないため、出雲横田駅に到着後40分程で折り返してしまいますが、この戻りの列車にも山陽側から列車での乗り継ぎは困難でした。

このため、ジャンボタクシーにより県境を越えて伯備線のやくも号と乗り継げるようにすることで、壁を破ろうというのです。
奥出雲町 糸原保町長
「実は奥出雲町民の方は、かなり以前から生山駅を使っていた。近畿圏からこちらへ来て頂くという中で、やはりこういったルートを作れたということは非常に良かったかなと思います」
JR西日本山陰営業部 安養寺芳美観光開発副室長
「今回下り特急やくも5号とたったら~号でつなぐことで、大阪を8時頃に出発すれば出雲横田に12時前に到着しまして、12時からあめつちに乗って頂くというルートが開拓できたっていうのはすごく大きい。個人のお客様につきましては出雲横田から足がないという所でございましたので、そこをこの観光周遊タクシーたったら~号にてしっかり楽しんで頂ける、観光して頂けるようになる。」