国鉄時代の色に塗り替えられたJR西日本の特急「やくも」が人気を集める中、沿線の住民からは「撮り鉄」のマナーを問題視する声が上がっています。
なかには、私有地の柿の木が無断で切られたという衝撃的な被害も出ていました。

ひまわり畑が見ごろを迎える田園風景の中を、国鉄色の特急やくもが走り抜けます。


鳥取県伯耆町。満開のひまわりと大山、そして、列車のコラボレーションをカメラに収めようと、連日たくさんの人が訪れています。

鉄道ファン(撮り鉄)
「やっぱり国鉄色やくもが、もうなくなると思って撮りに来ました」


多くの撮り鉄たちがマナーを守って撮影に興じている一方、近隣住民の頭を悩ませているのが、一部の撮り鉄たちのマナー違反行為です。

土日や祝日になると、集落には道路脇に駐車する車が連なっているといいます。


近隣住民は
「道の片方だけで20台はある。そして道の両サイドに駐車してしまう。真ん中は1台は通れるけどね。だけどもすれ違いはできないです」
「そりゃもう問題だなという…大騒ぎになったこともありました」

さらに線路沿いでは、耳を疑うような被害も発生していました。

小林健和キャスター
「後ろに見えるひまわり畑、そして先の線路の途中に位置するこちらの木…明らかに人工的に切り取られているように見えます」