新型コロナの新規感染者数の発表が851人と過去最多となった鳥取県。
平井伸治知事は、緊急会議で警戒感をあらわにしました。

鳥取県 平井伸治 知事
「全県的に急な伸びが見え始めた非常に警戒すべき状況。一進一退、一進二退、一進三退とウイルス側に押されつつある」


病床使用率は、3日の時点で県西部で52%、中部で43%、東部で32%となりました。会では基本的な感染対策の徹底を改めて呼びかける緊急共同メッセージを出しました。
また感染者の急増で業務が切迫する保健所の応援のため、鳥取県や鳥取市が応援体制を強化しています。
県庁は不要業務を先送りし、コロナ関連業務を最優先としました。

平井知事は、BSSの取材に対し、エアロゾル対策の「換気」が重要だと強調しました。


鳥取県 平井伸治 知事
「鳥取県は急上昇を抑えて少しずつなだらかに今上がっている状況でして、その結果また851という数字になりました。ぜひもう一度基本に立ち返って頂きまして、これからお盆ですとか、色んな大会、様々な人の交流があると思いますが、ぜひマスクを着用するとか、密なところを避けて頂く、そして換気を徹底する、特にふわふわ飛んでいるエアロゾルが今回だいぶ「わるさ」をしていますので、そのことをしっかり念頭に置いて行動して、ご協力いただきたいと思います」

また感染者全員を把握している現在の「全数把握」の体制について、事務負担などで保健所業務を圧迫しているとして、会長を務める全国知事会から国に見直しを求めています。

鳥取県 平井伸治 知事
「全数把握も工夫していかなきゃいけないと思うんですね。例えば基礎疾患のある方、あるいは60歳以上の方などなど、リスクを抱えた方々を中心に把握していき、ちょっと調子が悪いなとか、そういう方がちゃんと見つかって医療につなげられるように、ここのところの仕掛づくりを一緒にやっていく必要があると思います」