鳥取県の水泳大会に、東京オリンピックで入賞を果たした武良竜也選手(鳥取県米子市出身)が出場しました。
子どもたちも大興奮のガチ泳ぎ。県新記録で優勝です。
7月30日31日に、鳥取県米子市の東山水泳場で行われた鳥取県選手権水泳競技大会兼学童水泳選手権大会。
県ゆかりの選手たちが出場するこの大会に今回参戦したのが…

場内アナウンス
「第5レーン 武良竜也」
米子市出身の武良竜也選手です。
武良選手は2021年の東京オリンピック競泳男子200メートル平泳ぎで7位に入賞。2022年6月に行われた世界水泳では4位入賞と世界トップクラスの選手です。
しかしこの大会、予選で一緒に泳ぐ選手の中には中学生も…
なぜオリンピアンが鳥取の大会に出場したのでしょうか。
レース前、武良選手は、一緒に出場している大学の後輩たちと和気あいあいとした空気の中、自分の泳ぎを動画で確認していました。
とてもリラックスした様子です。というのもこの大会は…

武良竜也選手
「やっぱりすごい思い出深い試合ではありますね。僕がジュニアの頃から先輩と戦ってきたので」
この会場は、武良選手が子どもの頃からずっと練習で使っていたプール。
いわばホームグラウンドです。
そして迎えた200メートル決勝。武良選手の登場に子どもたちも大興奮です。
ぶっちぎりの展開かと思われましたが、両隣を泳ぐ武良選手の後輩、そして鳥取工業高校の選手も負けじと食らいつきます。

しかし後半に強い武良選手。ラストは驚異の伸びを見せ、1着ゴールイン。
2分11秒42で鳥取県新記録を打ち立てました。
レースを見た子どもたち
「すごい進んでてビックリしました」
「とてもきれいで速かったです」
武良竜也選手
「楽しめたかなという感じはあります。ラストの強さっていうのは出たと思うのでそこは良かったです、収穫になりました」

レース後の武良選手の周りは子どもたちが集まり、ひとりにひとりにサインに応じていました。
行く先々でサインや写真を求められますが、爽やかな笑顔で応じる武良選手。まさに神対応です。
武良竜也選手
「僕自身、鳥取県でジュニアの頃からやっていて、全国大会に出なきゃ刺激がもらえなかった部分はあったので、こうして僕が選手権に出ることによって、小さい子たちに刺激を与えられたらいいなって思っていました」
地元の子どもたちにエールを送りながら自身も歩み続けます。
目指すのはもちろん…

武良竜也選手
「今回の世界水泳で4番で、すごい悔しい思いをして…だからこそ次の世界水泳でメダル獲得を目指して、次のパリオリンピックで金メダルを、金を目指していきたいなと思います」