キーを返却してアルコールチェックを済ますと、タッチパネル式の運行記録の操作、キーを受け取った時間と返却した時間が自動で記入され、用件や行先は既に予約の段階で入力してあるので、実際に入力するのは走行距離の数字ぐらいで済みます。

このシステムを導入するまで使われていた運転日誌は、いちいち手書きで記入する必要があり、煩雑さはシステム導入で解消されました。
無人で運用できるシステムでこのように効率化を徹底していくと、公用車の数自体を減らせる可能性も視野に入ってきます。

倉吉市 広田一恭市長
「人の手を煩わせることなく、今実際に空いている車がどれだけあって、途中でも帰ってきていれば、午後からまた使えるとか、1台の車が非常に効率的に使える、今後無駄な投資は省くことができると。」

今月導入した倉吉市役所以外にも、鳥取市や鳥取県もすでにこのシステムを導入し、管理のための人員配置の見直しや公用車の数の削減など実績を上げてきました。

智頭石油 米井哲郎社長
「各自治体さんとかから問い合わせとかも入っておりますので、より多くの方々にご利用いただけるように普及活動をしていきたいと思っています。」

効率性を求める着眼や発想をITやDXの技術に落とし込むことで、無駄は大幅にカットできます。
これからの時代にはこうした変革が強く求められます。