東京電力の小早川智明社長や新潟本社の橘田昌哉代表ら東電の幹部が24日に自民党新潟県連を訪れました。
東京電力に対して「信頼はない」としている自民党県連は、東電の挨拶をどう受け止めたのでしょうか?

【東京電力 小早川智明社長】
「新年のご挨拶ということでお伺いいたしました。」
およそ15分間、自民党県連の幹部と面会し、元日の地震被害への見舞いを伝えた上で、原子力規制委員会が12月に事実上の運転禁止命令を解除したことなどを報告したということです。
新潟県議会の最大会派である自民党県連は、東京電力について「信頼されている状況でないことに変わりはない」としています。
23日には、原子力規制庁から自民党新潟県連は運転禁止命令解除についての説明を受けていましたが、県連の岩村良一幹事長は「命令解除と信頼回復は別の話」としていました。
【自民党新潟県連 岩村良一幹事長】
信頼感の回復という意味で、今日この時間を経て何か変わったものは―?
「ありません」
「県民の信頼を戻すということについては非常に厳しい目がありますよということをこちらからは申し上げました」
【東京電力 小早川智明社長】
「まだまだ県民のご理解は進んでいないという、ご指導をいただきました」

岩村幹事長によりますと、東電側から原発再稼働のスケジュールについての話は出なかったということです。