先行きが見通せないイスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘について、世界中から早期終結を望む声が上がる中、複雑な思いでこの惨状を見つめている写真家が新潟県十日町市にいました。

雪が降り始めた十日町市の蓬平集落で、妻と息子と3人で暮らしている報道写真家の会田法行さん(51歳)です。

イスラエルとハマスによる戦闘が始まって以降、会田さんは頻繁にSNSを確認しています。パレスチナ自治区ガザに住む友人の投稿です。

「『君と君の家族が安全でありますように』というメッセージを送ったりしています。友人が亡くなったとか、ジャーナリストが亡くなったとか、日々そういう情報が送られてきていて心が痛い毎日ですので…」

会田さんは2003年から2007年にかけて、報道写真家としてガザで取材を続け、写真集にまとめています。

そのため、現地には多くの知人がいるのです。