糖尿病への正しい理解を広めながら全国の患者と交流するために、自転車で日本一周をしていた新潟市西区の本間太希さん(26歳)が、3日午後に旅を終え、知人らから祝福を受けながら新潟市中央区でゴールを迎えました。
【本間太希さん】
「やり切りすぎましたね。充実した感じですね。夢見たような感じもあります」

この旅にはテーマがありました。
本間さんは去年、原因不明の『1型糖尿病』を発症。
血液中の血糖値を下げる「インスリン」が分泌されずに、放置すると死に至ることもある病気です。そして、病気とともに生きる大変さのみならず「糖尿病=(イコール)生活習慣病」という誤った偏見も感じたそうです。

そこで本間さんは、病気への正しい理解を広めながら患者と交流する『日本一周の自転車旅』を計画。
新潟を6月に出発し、北海道から九州まで各地を周り、全国の患者と触れ合い、体験や悩みを聞き、SNSで発信してきました。
【本間太希さん】
「偏見で苦しんでいる人もたくさんいる。そういう人たちがいるという現状と、病気を持っていても何でもチャレンジできるんだということを、口だけではなくて行動で見せられればと」

今後も本間さんは、糖尿病の正しい理解を広めるために、活動を続けていきたいとしています。