政府の審議会が16日、衆議院選挙での「1票の格差」是正を目的とした新たな区割り案を岸田総理に勧告しました。その中で、新潟県内の定数は1つ減って6から5となりました。議員にとって区割りの変更は、活動を続けてきた地盤が分断されてしまう大きな問題です。

【自民党 細田健一衆院議員】「正直、身が切られるような思いがしました」

自民党の細田健一衆院議員は現在の2区選出。新たな区割り案では、佐渡市が1区、燕市などが2区、柏崎市などが4区、に分かれます。

【自民党 細田健一衆院議員】「自分自身の選挙区がですね、相当バラバラにされてしまったので、そこは大変残念に思います」

立憲民主党の菊田真紀子衆院議員は、2000年の初出馬以来、現在の4区で活動を続けてきました。

【立憲民主党 菊田真紀子衆院議員】「本当にゼロからスタートして、一人一人の有権者との信頼を結んできたので、切り離されてしまうということになるのが非常に悲しいし、切ない気持ちでいっぱいです」

早くも菊田議員の元には、支援者からこんな声が届いているそうです。

【立憲民主党 菊田真紀子衆院議員】「切り離された所の人たちは『いや、でも選挙になったら応援に行くよ』とか言ってくれた。『菊田真紀子ってもう(投票用紙に)書けないんだ』って、電話やメールをくれる人がたくさんいた」

自民党県連は、新たな区割り案について『想定以上』の分け方だったと話します。

【自民党新潟県連 小野峯生幹事長】「大幅な変化があったわけですから、(各国会議員)ご本人はじめ、組織の皆さん、応援していただいている皆さんにとっては、非常に苦しいかな」

特に頭が痛いのは候補者の調整です。比例復活を含めて6つの選挙区と比例単独で7人の衆議院議員を抱える自民党県連。しかし、新たな選挙区では定数が5人になる上に現在の地盤が複雑に絡み合い、各選挙区での調整が必要となります。

例えば、細田衆院議員の住む燕市は新たな区割りでは2区。国定勇人衆院議員の地盤である三条市と同じ選挙区です。

【自民党 細田健一衆院議員】「いずれにせよ当面は、参議院選挙に新潟自民党全力を挙げて戦う。まずはその目の前の戦いに集中したい」

【自民党 国定勇人衆院議員】「感情の世界では、次のことを意識しないかと言ったらうそになりますけど、少なくとも生の感情のところは極力抑えて…」

どの選挙区から誰を立候補させるかは党本部に決定権がありますが、自民党県連では今後、国会議員や後援会、各支部の意見を聞いていくということです。

【自民党新潟県連 小野峯生幹事長】「変動が激しくて、対応はこれから本当に考えていかなくては。苦慮するのでは」

同様に、立憲民主党県連も大きな影響があると受け止めています。

【立憲民主党新潟県連 大淵健幹事長】「現職含めて候補者を立てて、また選挙していくわけですから、非常に大きい影響がある。これについても早急に検討して対応していかなくてはならない」

波紋を呼びそうな今回の区割り案。新しい区割りは、改正公職選挙法の成立後に公示される衆議院選挙から適用されます。