新潟県南魚沼市は6日、市内の浄水場で取水ができないため運転を中止したと発表しました。今後、広域的な断水の恐れがあることから、市民に節水を呼び掛けています。

南魚沼市によりますと5日午後6時頃、南魚沼市の畦地浄水場で、水質異常が見つかったため、運転を停止したということです。この浄水場では、魚野川支流の三国川(さぐりがわ)から取水していますが、取水する時点で通常とは異なる数値が示されたため、運転を停止したとしています。
南魚沼市では水質検査などをして、異常の原因を調査していますが、浄水場の復旧のめどは午前9時半時点で立っていないということです。

畦地浄水場の給水区域図(南魚沼市ホームページより)

畦地浄水場は南魚沼市“唯一の浄水場”で、水質異常の影響が長引いた場合は広域的な断水の恐れがあるから、南魚沼市は市民に節水を呼び掛けるほか、市内5か所にある非常用水源(井戸)から水道を供給して対応に当たっています。