お弁当やお総菜に貼られた“シール”によって、食品ロスが去年と比べ2割以上削減されたスーパーマーケットがあります。
新潟県内のスーパーが考えたこの取り組みは食品ロス削減だけではなく「フードバンク」への寄付にもつながっています。いったいどんな取り組みなのでしょうか?

新発田市の『ウオロク』小舟店。

日用品やお菓子が入ったガチャガチャが人気です。
このガチャガチャを回せるのはある商品を買った人だけです。

「ハピタベ」というシールが貼られた消費期限や賞味期限が近い商品です。

新発田市のウオロク5店舗が食品ロスの削減を目指して2月から行っている取り組みで、買い物客はシールを10枚集めてガチャガチャを回すか1枚で1円フードバンクに寄付できます。

この取り組みを実施した店舗では食品ロスの量を精肉コーナーで36%、フライやコロッケなどの温惣菜で31%削減できたということです。

また、寄付金はおよそ1万5000円集まり1日、「フードバンクしばた」に贈られました。

【フードバンクしばた 土田雅穂 副代表】「みんな頂いたものだけで間に合わないというのが結構あるんですね。できるだけ多様なものを支援に使いたいと思いますし、購入資金に活用させていただければなと思います」

【ウオロク営業企画部 佐藤直樹 部長】「24%も削減できたというのはやはり大成功なのかなと思っています。地域を支えるというような社会貢献活動に結びついていけたらなと」

ウオロクは、ハピタベを新発田市店舗外にも拡大していくことを検討しています。