民間の信用調査会社「東京商工リサーチ」によりますと24日、新潟県内で2件の新型コロナウイルス関連の“破産”がありました。いずれも飲食店経営の会社です。

“破産”したのは、新発田市で「山・海旬菜さちや」を経営している『プレジャー』と、新潟市で「伝説のすた丼 新潟駅南店」を展開していた『杏(あんず)』です。

ランチや居酒屋の営業を行っていた『プレジャー』は、新型ウイルス禍での外出自粛や宴会需要の落ち込みの影響で販売不振に陥っていました。資金繰りが悪化したために「破産申請」をしたもので、負債総額はおよそ4500万円です。

『杏』は昨年10月期にはおよそ5800万円の売上げを計上していましたが、以前から厳しい経営環境が続いていたなかで、デリバリーサービス提供に伴う経費負担もかさみ、今後の事業継続は困難とされ「破産開始決定」の判断がされたものです。負債総額はおよそ5900万円でした。

東京商工リサーチによりますと、新潟県内における『新型コロナウイルス関連倒産』は、これで92件になるということです。