今年度末で閉校する新潟県糸魚川市の木浦小学校で、今月卒業式を迎えるただ一人の6年生に対して、在校生が手作りの『6年生を送る会』を企画し、地域の人や先生も一緒になって楽しみました。

昭和33年には380人の児童がいた木浦(このうら)小学校も、現在は全校児童が9人だけ。今春、能生(のう)小学校との統合を予定しています。

木浦小学校最後の卒業生となったのは五味川瑞希さん。

五味川さんの6年間を振り返る“手作りすごろく”で、木浦小の思い出をみんなで振り返りました。少人数の学校ならではのイベントです。

歌やダンスも披露した在校生は、五味川さんを囲んでそれぞれに言葉を送りました。

「僕も瑞希さんみたいになりたいです」
「卒業しても友達でいてください」


【五味川瑞希さん】「いろいろ準備してくれてうれしいですし、すごい楽しかったです」
【瑞希さんの父親】「私自身もこの学校の卒業生だったので閉校は寂しいが、本人も最後の卒業生ということで無事に卒業できて感謝」

【木浦小学校 中嶋里子校長】「木浦のことを最高に思って、健康で安全でわくわくする学校で閉じたいと思っています」


23日に卒業式を迎える木浦小学校は、31日に120年の歴史に幕を閉じます。