マラソンの話題、粘りの走りで快挙達成です!
5日に大分県で開かれた大会で、五泉市出身の青山学院大学の4年生・横田俊吾選手が日本人2位に入り、学生初の2時間7分台で、20年ぶりに学生記録を更新しました。

国内外の実力者が大分の湾岸コースを駆け抜ける別府大分毎日マラソン。
フレッシュグリーンのユニフォーム、五泉市出身の青山学院大学4年生・横田俊吾選手はこれが2度目のマラソンです。序盤から先頭集団でレースを展開する快走を見せますが、38キロ地点で一時、日本人の先頭3人に遅れをとります。

【青山学院大 原 晋監督】「まだ足上がる」
【実況】「まだ大丈夫ですか?」
【青山学院大 原 晋監督】「まだ足残っていますね」

しかし最終盤にギアを上げ徐々に差を詰めると、最後の陸上競技場までに2人を追い越しました。

【実況】「横田俊吾、学生新記録!」

全体4位、日本人2位でフィニッシュ。学生初の2時間7分台で、20年ぶりにマラソンの学生記録を更新しました。

【横田俊吾選手】「今年、箱根駅伝でいい結果を残せなかったので、後輩たちに『やってやったぞ』というのを見せたくて、意地で最後日本人2位まで上り詰めました」

1月、大学ラストイヤーにして初めての箱根路を走り、3区で区間8位だった横田選手。1年生からスター選手として活躍していた同期の岸本大紀選手の姿に悔しさも感じながら、人並外れた努力で成長してきた4年間でした。

【青山学院大 原 晋監督】「誰よりも走る量が多いですね。その地道な練習量がようやく3年生あたりから花開いた」

そんな横田選手、走りのフォームが話題になっているんです。

【実況】「独特の右腕の振りにはご注目いただきましょう、いわゆる『よこたっきゅう』と駅伝ファンの皆さんから愛されているんです」

右腕を卓球のスマッシュのように振るフォームから、ついたあだ名は「よこたっきゅう」。

今年10月のパリオリンピック代表選考会=MGCの出場権も掴んだ横田選手。世界の舞台でも、この「よこたっきゅう」が見られるのか、さらなる活躍が期待されます。