「5分短くなったところで…」商店街は“影響を静観”

一方、こちらは万代口のすぐそば、新潟市内で一番、人の通行量がある新潟駅前弁天通商店街です。田中健一理事長は、駅の歩道完成を静観します。

【新潟駅前弁天通商店街振興組合 田中健一 理事長】「移動時間が5分ぐらい短くなったっていうところで、急増というのは分からない」

駅周辺の商店街などで連携したにぎわい作りは、現段階では動けないといいます。

【新潟駅前弁天通商店街振興組合 田中健一 理事長】「未来に期待するというよりも、そのときの現実に対処するっていう形が(いいのかな)」

新潟市は現在、新潟駅周辺と万代地区の『将来ビジョン』をまとめていて、「“歩ける”街づくり」を掲げています。しかし、歩道部分の利用開始に合わせて行う施策はありません。

【新潟市 中原八一市長】「駅全体が完成した暁には、色々な活用の仕方と空間の活用の仕方は十分考えられると」

万代広場も含めると、完成は2025年度の見込みです。駅が変わるタイミングで“にぎわい”をどう生み出すのか、ビジョンだけではなく、より具体的な計画が求めらます。