めぐみに似た女の子をテレビや雑誌で見るたびに母は…

また母と言えばですね、(地元紙の)新潟日報を見たり、テレビを見たり、雑誌を見たりした時に、めぐみに似たような女の子が映っていれば、必ず新聞社、編集社、テレビ局に電話をして、この写真はどこで撮ったものですかと言って探しに回っていました。

それでも当時はまだ拉致ということが全く分かっていませんから、ここの場所で撮りましたってところをあてもなく家族4人で探しに行って、めぐみがもしかしたら帰りたくても帰ってこれないこともあるのかもしれないっていうことで、その街を歩いてたような記憶もありますけれどもt。

結果的にはその瞬間もめぐみは北朝鮮にいるわけですから、めぐみとは会えずに探し続けていた毎日があったわけです。

当時は本当にそういった意味で言うと、事故・事件・誘拐・家出…、例えば日本海に落ちてしまってテトラポッドに挟まってるかもしれない…、みたいなことも含めて探し続けていたわけですけれども、結果的には答えがなかった。

自分も今子供を持っている立場ですけれども、自分の子供がもしかしたら遺体だった、なんてことを見に行くっていう気持ちってどんだけ足が重かっただろうか。

もし皆さんがその立場で警察に向かうことを想像した時に、どんな気持ちで行っただろうかってこと考えた時に、そうしたことを顔に出さないで、必死に耐え抜きながら生き抜いていた、その両親っていうのは本当に、手前味噌ですけれども、すごい人生を歩んでいたんだろうなっていうふうに思っています。