世界文化遺産『佐渡島(さど)の金山』を巡り、韓国側が労働者を追悼する独自の式典を開催しました。

韓国側が独自で開いた追悼式典には、遺族や李赫(イ・ヒョク)駐日大使ら25人が出席し、黙とうを捧げました。

労働者の追悼式は世界遺産登録を機に毎年開催することになり、9月に日本側の主催で開催されましたが、韓国側は朝鮮半島出身者に対する“労働の強制性”に関する表現を巡り、今年も欠席していました。

李大使は独自の式典の中で「両国が苦痛と痛みの歴史を共に記憶し、協力と連帯の明るい未来に向かって進むことを期待します」と述べました。

韓国が独自で追悼式を開催したことについて、佐渡市の渡辺竜五市長は、「金山労働者を追悼したいとの思いは同じであるものと考えている」とコメントしています。