BSN新潟放送のカメラマンが、日々目にする景色の中から珠玉の映像を選りすぐる『カメラマンが魅せられた風景』。

今回は、樹齢100年を超えるおよそ50本の桜が見頃を迎えていた『JR越後線・分水駅の桜』です。朝から夜にかけて、さまざまな表情を見せる桜を撮影しました。

田園地帯を駆け抜けるJR越後線。新潟駅から西へ1時間。車窓から見えてきたのは、桜に彩られた小さな駅『分水駅』(新潟県燕市)。ホーム沿いのおよそ200メートルにわたって咲き誇る桜は圧巻です。

普段は利用者も少なくひっそりとしている駅ですが、春になると47本の桜が咲き誇り、駅に降り立つ人々を華やかに出迎えてくれます。今年は、4月9日に咲き始めました。

【写真撮影をしていた母親】
「小さいころから分水に住んでいたので、ずっと見ていましたね。木がすごく、太いっていうかしっかりしているので、桜がすごく満開になるのがきれいだなって思いますね」

この桜は、1912年の分水駅の開業とともに植えられたと言われています。それから100年以上の間、駅を利用する人たちの目を楽しませてきました。

【散歩で訪れた人】
「いやー、すてき」
「満開、一番いい時ですね」

分水駅は普段、通勤通学の時間帯以外に利用者の姿はあまり見られません。利用者の減少に伴い、3月に無人駅となりました。

ただ、春は桜を見るために多くの人が訪れます。この日は、幼稚園に入園する娘の姿を桜と一緒に撮影しようと訪れた両親の姿も見られました。

父親に抱き上げられた娘に声を掛けますが、なかなかポーズをとってくれません。

【母親】
「おいで。桜見て!」

苦心の末、ようやくベストショットが撮れたようです。

【父親】
「連なっている、桜の木と電車と風景が、きれいな感じで…」

【母親】
「もうちょっとするとライトアップされるので、すごくきれいかと思います」