新潟県内でクマによる被害が相次ぐ中、南魚沼市では一時民家の屋根の上にクマが居座りました。幸いけが人はいませんでした。

5日夜に撮影された写真には、窓明かりに照らし出されるクマの黒い影がハッキリと写っています。体長は50cmほどで、上の階へと上ろうとしているのか、民家の屋根の上で足を伸ばしているのがわかります。

【記者リポート】
「午後9時を回りました。民家の屋根の上にクマが居座っているということで、警察が警戒に当たっています」

警察によりますと、クマが目撃されたのは南魚沼市長崎の住宅です。
5日午後4時45分ごろ、住民から「今、2階のベランダにクマがいる」と通報があり、クマはその後、屋根の上へと移動しました。

【クマが出た家の住民】
「窓のところに見えたからびっくりして。うちの周り、まして屋根の上までなんて想像できなかったから…」

住宅の窓には、“クマが触った痕”でしょうか、泥のようなものが残っていました。

警察と南魚沼市が警戒を続け、6日早朝にいなくなっているのを確認したということです。

【クマが出た家の住民】
「ガラス1枚挟んで向こう側にいるのがすごく恐怖を感じた。子グマがいるということは親グマがそばにいるわけだと思って」

現場は国道291号からすぐ近くにある住宅で、同じ南魚沼市長崎では6日朝にも目撃情報が寄せられました。