また“ニセ警察官”による特殊詐欺事件です。
新潟市中央区の80代女性が福岡県警の警察官を名乗る男らに現金100万円をだまし取られる被害に遭っていたことが分かりました。警察は「警察官が金銭の振り込みを要求することはない」として注意するよう呼び掛けています。
警察によりますと、今年10月24日、女性の自宅固定電話に福岡県の郵便局員を名乗る女から「保管期限が切れる小包の内容物確認の承諾」を求める電話があったということです。
事情が飲み込めないまま女性が承諾すると、相手側から「小包の中にスマートフォンが入っていた。身に覚えがないなら警察に被害届を出した方がいい。このまま警察に繋ぎます」と言われ、福岡県警の警察官を名乗る男に電話が代わったということです。
その後、女性は警察官を名乗る男から「あなたは詐欺の容疑者です。あなたの預金口座のお金がマネーロンダリングされているかどうか調べる必要があります」「私が指定する口座に預金のお金を振り込んでください」などと言われたということです。
女性はニセ警察官と1日4回SNSで連絡を取るよう指示されたほか、「この件は特定機密であり、家族に話すことは個人情報漏えいになる」などと言われたということです。そして、女性は相手側に指示されるがまま合計100万円を振り込み、だまし取られました。
女性のもとには、その後も同様に金を振り込むよう指示がありましたが、女性が振り込もうとしたところ、入金先の口座が凍結されていて振り込むことができなかったということで、不審に思った女性が警察に相談し、被害が判明したということです。
警察は特殊詐欺事件として捜査しています。
 
					


 
   
   
  







