新潟市の水族館マリンピア日本海で18日、飼育していたハンドウイルカが死にました。推定年齢は28歳で、死因は腸ねん転とみられています。
ハンドウイルカ『ラン』は、2000年に新潟へやってきたメスのイルカです。
マリンピア日本海によりますと、9月16日午前は通常通りショーに出ていましたが、昼過ぎから徐々に反応が低下。17日朝には動きが緩慢になり、トレーナーの与える餌にも反応がなくなったということです。
検査の結果、腸ねん転と診断されました。夜間は職員が見守る中、ゆっくりと遊泳していましたが、翌18日正午過ぎに呼吸がみられなくなって暴れ、午後0時20分に死んだことが確認されました。詳しい死因は今後、特定されるということです。
ハンドウイルカは熱帯から温帯の沿岸域に生息、日本近海では北海道南部から台湾に至る沿岸と外洋域で確認され、メスの体長は260~320センチ。国内では最も飼育頭数が多いイルカだということです。
これでマリンピア日本海で飼育するイルカは、ハンドウイルカ2頭とカマイルカ6頭の計8頭となりました。