新潟市 中央区の農産物直売所で警察官らが国際電話の利用休止手続きをサポートする取り組みを行いました。一体、どうしてなのでしょうか。

「固定電話にも携帯電話にも国際電話がたくさんかかってきているんです」

新潟市 中央区の農産物直売所で県警と新潟市が設置したブース。行われていたのは国際電話の利用を止める手続きのサポートです。

なぜ国際電話なのかというと…
【県警本部 安全安心推進室 菅野麻由子 室長】「詐欺電話は国際電話からかかってくるものが多くある」

狙いは特殊詐欺の被害防止です。県警によりますと、今年の特殊詐欺の被害は県内で167件確認されていて、被害額は去年の同じ時期より3億1520万円多い6億6520万円に。

このうち電話をきっかけとする詐欺が104件と最も多く、電話番号が「プラス」から始まる国際電話でかかってきたものが38件あったということです。

【手続きをした人は】「プラスの入った数字が出てくるのは分かってるんだけど、怖くて出るに出られないからなるべく出ないようにしているけど、家内が出る場合があるからそれが心配」

【手続きをした人は】「すごくありがたいです。気にはなっているんですけど自分で探してはしないので」

【手続きをした人は】「ありがたいですね。変なメールとかきたら絶対触らないようにしておいて」

県警はこの国際電話の利用休止に力を入れていて来月20日まで県内54か所で手続きの支援を行う方針です。

【県警本部 安全安心推進室 菅野麻由子 室長 】「国際電話を利用されない方は国際電話の利用休止していただいて、特殊詐欺の被害防止をしていただきたい」