コメの作柄を示す『作況指数』の公表について小泉進次郎農水大臣(44歳)は、これを“廃止”すると16日午後に発表しました。
「毎年のコメの出来不出来を示す指標として、約70年前から毎年秋に実施してきたコメの“作況指数の公表”を、このたび農水省として廃止することにいたしました」
小泉進次郎大臣が表明したのは、『作況指数』の廃止や『収穫量調査』でコメの選別に使う“ふるい目”の変更など、コメ統計を巡る国の方針転換についてです。
「国のデータが実態とあっていない」という指摘があったことを受けての対応だということです。

新潟県新発田市のコメ農家・姉崎信弘さん(44歳)も、国の統計について以前から、実際の収穫量を正確に把握していないと感じ、疑問を抱いていました。
「例えば、“9俵”という収穫の基準があったときに、全ての水田で基準の9俵が採れている経営体は恐らくいない」
「まずはしっかり調査してブレがどのぐらいあるのか、そういう全体的な抽出をした上で、もう一度検討していくことが大事」