新潟市江南区で住宅建築やリフォームなどを手掛けていた『ニコハウス』が、15日に事業を停止し、破産申請の準備を進めていることがわかりました。
民間の信用調査会社・東京商工リサーチによりますと、
2024年9月期時点での負債総額は4億2612万円だということです。

2014年に設立されて以来『ニコハウス』は、ハイセンスなデザインや断熱構造にこだわりながらもコストパフォーマンスの良い住宅建築やリフォーム工事を主力に不動産業も手掛け、2019年9月期には6億6120万円(当期利益342万円)の売上高を計上していました。

しかし、新型コロナウイルス禍や他社との競争激化のなかでその後の受注は伸び悩み、コストの増加等もあって採算的には恵まれない状況が続いていた模様です。

不動産業の受注が増えた2024年9月期には、9億901万円にまで売上高が回復し、4020万円の利益を確保していたものの、かねてから続いた債務超過からの脱却は叶わず、資金繰りが限界に達したとみられています。