それまで7回、交通事故を起こし生死をさまよったこともあると話す小林俊介さん。
若いころは「相当ヤンチャだった」と振り返ります。
【就労支援事業所 With You 小林俊介社長】
「それまであまり褒められた生き方してこなかったので…。それでも助かったとしたら、生き方を改めて何か世の中の役に立つことというか、命が喜ぶような生き方をしたいな、と」

そんなときに目についたのが、父親の生き方でした。
『就労支援』という言葉すらなかったおよそ40年前、父・勇一さんは既に“障がい者雇用”を進めていたのです。
「そこで初めて障害者みたいなことを何となく意識して…」
「あの頃身近だった人たちを今あまり見かけなくなって、これは何か『ここにやるべきことがある』のかもしれないなって…」

その後、父・勇一さんの会社から独立し、2015年には柏崎市で初となる“就労支援事業所”を立ち上げました。
「どこの会社でもいろんな人を活躍させていくみたいなのが当たり前になって、就労支援みたいなものがなくてもいいような地域社会になったらいいなと…」