若手医師確保のために新潟県が取り組んでいる大学医学部の地域枠について県は来年度、新たに金沢市の大学と協定を結び地域枠を新設する方向で調整していることがわかりました。
県が大学の医学部に設置する「地域枠」は、県が指定する医療機関で9年間勤務する条件で返還が不要となる奨学金を貸し出す制度で、医師不足が深刻化する中で若手医師の確保を目指し15年前から実施しています。

今年度は全国12大学、77人の枠がありましたが、花角知事は来年度、新たに石川県の金沢医科大学と協定を結び2人の枠を設けることで調整をしていると明らかにしました。

【花角知事】「地域医療に従事していただく医師を確保するというこの仕組みは有効だと思っている」
県によりますと、今年度の上限 77人は同様の制度を実施している自治体で全国で最多で、地域枠で入学し県内の医療機関に在籍している人は116人、現在大学に通っている人は275人いるということです。
