新潟市の新しいごみ袋がお披露目されました。
脱炭素社会を目指す新潟市の取り組みとして全国初のコメを使ったごみ袋です。
新潟市西蒲区の潟東小学校でお披露目されたコメを使ったごみ袋。
16日はごみ袋の製造を手がけたバイオマスレジンマーケティングの担当者と中原八一市長がお披露目会に参加しました。
【中原八一 新潟市長】
「新潟市は二酸化炭素を出来るだけ排出するのを少ない都市を目指していきたいので皆さんどうか協力してください」
新潟市は2050年までに二酸化炭素の排出実質ゼロを目指していて、植物を原料としたバイオマスプラスチックの利用を進めています。
この新しいごみ袋にはコメが10%含まれていて、二酸化炭素の排出を10%削減することができるそうです。

実はこの原料となったコメは去年、潟東小学校の児童が収穫した資源米なんです。地元で栽培したコメを原料にした市町村の指定ごみ袋の導入は全国初です。

【児童】
「自分たちがとったやつでできたことがびっくりした」
「お米のようなにおいがしました。このゴミ袋で環境が良くなって欲しいし、全国に広がってほしい」
【バイオマスレジンマーケティング 山田眞 社長】
「このまま環境を破壊し続けると、人間も絶滅危惧種になってしまうと。そういうことを少しでも減らしていくために、若い世代の方々に対する教育とか啓蒙は非常に大切かなと考えておりますので、一層意欲的に取り組みを進めたい」
資源米を使ったごみ袋は500万枚製造していて、新潟市内のコンビニやスーパーで順次販売される予定です。